lenovo(レノボ)の『ThinkPad T530』をお借りする機会があったので使ってみました。
使用感や細部の写真などは以下から。
(画像はレノボ公式サイトのキャプチャ)
ハイパフォーマンスなモバイルPCとして人気が高く、その堅牢性からビジネスツールとしても愛用者の多いThinkPadのTシリーズ。
今回はそのTシリーズの最新モデルである『ThinkPad T530』をお借りする事ができました。
全体の見た目はこの様な感じ。
天板の表面は『ピーチスキン』と呼ばれるツヤ消し加工が施されています。
本体サイズは幅372.8mm・奥行き245.1mm・高さ31.8~35.6mmで重量は約2.52kg。
ディスプレイの開閉ラッチはこの様に右側に1個だけ。
立ったままで使用する際など、左手にノートパソコンを乗せて右手だけで開閉できるのでとても便利です。
左側面はこの様な感じ。
左側には大きめの排熱スリットがあり、miniディスプレイポート、アナログディスプレイ(VGA)ポート、USB3.0が2口、USB2.0が1口、IEEE1394やワイヤレスON/OFFスイッチなどを備えています。
右側側面はこの様な感じ。
左側にはExpressカードとメディアカードリーダーを搭載し、その横にはマイク・ヘッドフォン端子があります。その横には光学ドライブや有線LAN端子などを備えています。
背面左側にはPowered USB2.0を1口搭載。
Powered USB端子はPC本体の電源を入れていなくても電源供給が出来る為、ノートPCを閉じてカバンに入れたまま、スマートフォンなどに充電する事もできます。
MacBookAirの13インチと厚みを比較してみました。
MacBookAir13インチに比べて厚みは2倍以上ありますが、その分、ハイスペックなパーツや光学ドライブ、堅牢性など、メリットは多いです。
lenovo ThinkPad T530本体を開いてみたところ。
ThinkPadの特徴でもあるTrackPoint(トラックポイント)。
この赤ポチが使いたいが為にThinkPadを選ぶ人がいる程。
キーボードはアイソレーションタイプ(プレシジョンキーボード)。
以前のキーボードに比べて最初は打鍵感は軽く感じましたが、長時間タイピングしてみるとその違和感も消え、とても打ちやすいキーボードだと感じました。
従来の7列から6列へ変更されましたが、打ちにくさなどは特に感じませんでした。
1つ1つのキーもシッカリしており、グラついたり、ベコベコと浮いたり沈んだりする事もありません。また、防滴下キーボード仕様で万が一の時も安心。
さすが、キーボードに定評のあるThinkPadだと思いました。
マルチタッチパットは上下に左クリック・右クリック用のボタンが搭載されています。
パームレスト右側には指紋認証センサーを搭載。
セキュリティが高い為、ビジネス用としても使いやすいです。
キーボードの左右には大型のスピーカーを搭載。
ステレオ再生できる為、音に臨場感があります。
右側面の光学ドライブを開けてみたところ。
この光学ドライブはウルトラベイ・エンハンスド(着脱式)に対応しているので取り外しができ、ウェイトセーバー(プラスチックのダミー)に変えて約130gほど軽量化する事ができる他、専用のマウンターにHDDを搭載してセカンドハードディスクドライブの増設を行うこともできます。
ヒンジ部分には『T530』の刻印。
ヒンジ部分はメタル素材でシッカリとした作りになっており、頻繁に開閉する部分なので安心です。
パームレスト左下にはWindows7とCore i7のステッカーなどが貼ってあります。
液晶は15.6インチのアンチグレアモデル。
エントリーモデルの HD(1366×768)からHD+(1600×900)、最大でフルHD(1920×1080)を選ぶことができます。
LEDバックライトのディスプレイは発色が良く色のメリハリもシッカリとしていて、とても見やすい液晶です。
Windowsエクスペリエンスインデックスはこの様な感じ。
グラフィックスが5.1とやや低いですが、その他は高パフォーマンス値を出しており、3Dゲーム用途でなければ普段使いやビジネスシーンでは問題無いスペックです。
搭載CPUはCore i7-3520M(2.90GHz)。
メモリは4GB搭載。オプションで8GBや16GBなどを選択する事も可能です。
バッテリー駆動時間はやや少な目に感じますが、オプションで6セルバッテリーや9セルバッテリーを選択する事で長時間駆動も可能です。
電源を入れてから起動までの動画はこの様な感じ。
本体重量が2.52kg(6セルバッテリー搭載時)と、最近流行りのウルトラブックに比べるとかなり重いですが、ハイスペックなパーツを搭載した高パフォーマンスと、昔から定評のあるキーボードなど信頼性のある入力インターフェイス、そして堅牢性を兼ね備えているので、ビジネスマンにはピッタリの端末だと思います。